「もうひとつの府中市」と題して東京の府中市で広島県府中市の物産展が開かれています。
府中市の産品がずらりと並んでいるのは、東京都府中市の商業施設です。
古代、ともに国府が置かれ、行政の中心地だった府中市。市の名前が同じ表記なのは全国的にも珍しく、その縁で今回のイベントにつながりました。
ミンチ肉が入ったご当地のお好み焼きや府中みそ関連の商品など自慢の食べ物を用意。なかには売り切れるケーキもありました。
地場産業のデニムや木工製品もそろえました。訪れた客は跳び箱をモチーフにした小物入れを珍しそうに触っていました。
東京都府中市の住民
― 広島県に府中市があると知っていましたか?
「もちろん知っています。同じ府中市ということで印象深くて」
「まったく知らないところよりはなんとなく親しみが。行ったことはないんだけど(笑)」
また、会場近くのそば料理店では府中市特産のごぼうなどを使った府中丼が一日限定10食で提供されます。
広島県府中市 宮本経済観光部長
「やはり人であり物の交流は何事にも代えがたいものだと思います。それがないと発展しないですからね」
今後は東京の府中市に広島側に来てもらうなどして交流を発展させたい考えです。