「恋する警護24時」会見で岩本照が“警護アクション”を披露! 藤原丈一郎はドヤ顔!?

テレビ朝日系で1月13日からスタートする連続ドラマ「恋する警護24時」(土曜午後11:00。初回は拡大スペシャル)の制作発表会見が行われ、主演のSnow Man岩本照をはじめ、白石麻衣なにわ男子藤原丈一郎溝端淳平が登壇した。

「恋する警護24時」は、「ナースのお仕事」シリーズや「電車男」(フジテレビ系)、「恋はつづくよどこまでも」(TBS系)、「御手洗家、炎上する」(Netflix)など多くの作品を生み出している金子ありさ氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。かつて警察官だった父が殺害され、いまだ捕まっていない犯人を追いながら働くボディガード・北沢辰之助(岩本)が、担当した案件について逆恨みされて命を狙われている可能性がある弁護士・岸村里夏(白石)を24時間警護をすることになり、反目しながらも全力で守っていくことに。2人の距離が次第に縮まりながらも、事件の謎も明らかとなっていく新感覚の考察系アクション・ラブコメディーだ。

芸能界きっての肉体派としても知られる岩本。今回は“警護アクション”に挑戦しているが「パンチとか蹴りというよりも、結構接近戦で、こっちから何か仕掛けるというより、相手が仕掛けてきたことに対してどう動くか、常に最悪の思考で想定しながら動くのは本当にすごい職業の方だなと思いながら体作りをしています」と、役を通じてボディガードという職業の大変さを体感したよう。

続けて「今は割と動じなくなってきたんじゃないかなと思いますけど、ずっと同じ場所にいて表情に出さないということで、撮影の初めは本当に苦手かもと思うことも。同じ場所にずっといることってあまり得意じゃないんだなと思いながら、本当にすごい職業を体験させてもらっています」と、冷泉沈着な辰之助の役柄について、その難しさに触れる場面も。

そんな無骨でストイックな辰之助とは正反対で、自分の考えを曲げない里夏を演じる白石は「里夏は結構表情に出ちゃうタイプなんですけど、辰之助が何をしても無表情なので、そこは自由に楽しくやらせてもらっています」と笑顔を見せる。しかし、いざ対峙(たいじ)してみると思わず笑ってしまうシーンも多いそう。岩本からも「(里夏が)本当に表情豊かなんで、笑いをこらえるのに必死で。こっちも結構大変で怒られています」と悩みが打ち明けられた。

辰之助の後輩・原湊役の藤原も、岩本と同様にボディーガードという役を通じて、アクションシーンに挑戦。撮影について聞かれると「僕自身も初めてのアクションシーンだったので、最初は慣れなかったです。でもやっていくうちにアクションの楽しさだったり、先輩の照くんのアクションシーンは違うなと。やっぱり、この美ボディーがなお効いていると思いますね」と岩本のアクションシーンを大絶賛。そのコメントを聞いた岩本は、小声で「ホントかよ…(笑)」と言いながら「めちゃめちゃ褒めてくれてありがたいんですけど、なんかもう褒められすぎて、逆にいじられてるんじゃないかなって」と本音を吐露。すかさず藤原は「マジで言いたいんですけど、座長感がすごいです! 何がすごいかって、まず現場を円滑に進めてくださいますし、あとはスタッフさんに対しての気配り。そういうところも、SnowManの中でもリーダー的な存在で、なおかつ(周囲を)見渡すことができるんだなと」と、現場で見た岩本の姿から感じた思いを熱弁。

さらに、藤原から「差し入れもしてくださいます」と明かされると、横にいた白石も大きくうなずく。その様子を見た藤原は「すごいですよね!?」と問いかけると「毎日っていうぐらい、本当にすてきな差し入れをしてくださるので、ありがたいですよね」と、こちらも岩本を称賛。「2日連続カフェカーが来たんです」という藤原の言葉に会場がざわつく中、岩本は「やっぱり、皆さんに少しでも『これうれしいわ』とか『これおいしい』みたいになっているみんなの顔を見るのが好きで。僕が勝手にやっていることなので、『うざいな』とならないラインを狙わないとなとは思っています」と思いを告白。白石、藤原、溝端は温かいまなざしを送っていた。

辰之助とは恋のライバルともなる漆原透吾に扮(ふん)する溝端からは「演じる岩本くん自身が男っぽくてカッコいいんですけど、かわいいところがいっぱいあるんですよね」と気になる一言が。「辰之助もなんですけど、岩本くんも甘いものがすごく好きで。いつもカレー屋さんに行ってカレーを買わずにナンだけ買うので『なんでナンだけ買うの?』と聞いたら『ナンが好きだから食べてるんです』と。昨日は僕がシュークリームを差し入れしたんですけど、その時に『岩本くんだけ2個食べていいよ』って言っちゃうぐらいです」とクールなたたずまいの岩本とは真逆の意外なエピソードが飛び出す。

すると、岩本も「淳平さんが『照のために甘いもの用意したから』って小声で俺に言ってくれたから『兄貴優しい!』と思って、2個いただきました(笑)」と照れ笑い。加えて溝端は「母性というか、分からないですけど『かわいいな』っていう、辰之助にも通じる岩本くんの魅力があるので、恋のライバルとしてはかなり強敵だなと。『これが岩本照の魅力か』と思いました。僕もやられちゃっていますね。だから、役としてそこは配慮しながら頑張らなきゃなと思ってます」と、これからの撮影に向けて気持ちを引き締めた。

“考察系アクション・ラブコメディー”と銘打つ「恋する警護24時」。見どころは何といっても、岩本、藤原が演じるボディーガードのかっこいい警護アクションだ。プロの警護チームの監修を受けた本格アクションになっているということで、会見では、特別に岩本と藤原がアクションを生披露することに。

アクション指導では「優しさを捨てろ」と言われたという岩本。会場内も緊張感が漂う中、トップバッターは藤原が務めることに。犯人のアクションを受けても、華麗な身のこなしでかわしていき、警護対象の白石に向かって「大丈夫です!」と声をかける場面も。臆することなく犯人を取り押さえると、藤原はカメラに向かってまさかのドヤ顔。会場からは若干の笑いも生まれるが、その様子を見守っていた白石は「すごくキレのあるアクションで、横から見てキメ顔がいいなって思いましたね。決まってました!」と拍手を送ると、藤原も「しっかりと白石さんを守れてよかったです!」と爽やかな笑顔を見せる。一方、その様子を見守っていた岩本、溝端はニヤニヤしながら「ドヤ顔まではすごくよかったと思います」とボソリ。「いじってるでしょ!」という藤原のツッコミに、会場は笑いに包まれた。

続いて岩本もアクションを披露。ステージ上に犯人が入ってくると、それまでのにこやかな表情が一変。一気に真剣な表情となり、犯人を迎え撃つ。迫真の演技で、こちらもなんなく犯人を取り押さえると「やっぱりカッコいいですね。動きもですけど、冷静で一つ一つ丁寧な姿がカッコいい。あとはやっぱりドヤ顔しないのがかっこいいなと思いました」(藤原)、「やっぱりもう表情やたたずまいから隙がないですよね。だから本当のボディーガードにも見えましたし、頼もしいなと思いましたね」(溝端)と、座長が見せる“警護アクション”にも温かい拍手が送られた。

ドラマにまつわる質問コーナーも開催。まず、本作で辰之助が里夏を武骨にストイックに守り抜いていくことにちなみ、「今年1年間一番守りたいものは?」という質問だ。

座長の岩本は「自分との約束」と書かれたフリップを掲げる。「『ここに行きたいな』とか、『これをかなえてあげたいな』『これは挑戦したいな』っていうのを先延ばしにせず、分割して、少しでも『俺これやってたんだ』という未来を近づかせるためにも積み重ねる1年にしようと。毎年(紙に)書いていて、『今すぐできること』と『ちょっと時間があったらできること』と分けているので、それを今年はいろいろと挑戦していけたらいいなと思います」とストイックな岩本らしい回答が。今年やってみたいことについて聞かれると、「富士山に登ってみたい」という岩本に、藤原は「行くならみんなで行きましょうよ!」と声をかけると、「そんな軽く行ける山じゃない」とキッパリ。藤原も「ごめんなさい、撤回します」とたじたじ。

そんな藤原のフリップには「靴下」の2文字が。藤原が「洗濯したら片方靴下なくなる時ありません?」と岩本らに問いかけると、3人は全く微動だにせず。「俺、ずっとなくなるんですよ! だから、靴下を2足ペアで守り抜きたいです。だから、照くんの『自分との約束』とほぼ一緒です」とボケると、「全然違うわ」と岩本はここでもバッサリ。さらに、「絶対溝端さんもありますよ!」と藤原が重ねると、「左右違うものを履いて間違えちゃってることはあるけど、なくなることってない。洗濯機がおかしいんじゃない?(笑)」と溝端の厳しい一言に、藤原はしょんぼり。

白石は「お財布」というフリップを見せながら、「去年1回お財布を落としたんですよ。普段は落とし物とかしないタイプなんですけど、1回落としてしまったので、心配というか、2番目ぐらいに大事なものなので、今年こそはとにかく守り抜きたいなと思って。特に対策はしていないんですけど、例えば車から出る時はちゃんとチェックしてから降りようとかは欠かさずにしています」とかわいらしいエピソードを話した。

「健康」と書かれたフリップを見せたのは溝端。「僕、3カ月に1回風邪をひいちゃうことが多くて。だから、今年は1年間、1回も内科に通うことなく過ごしたい。体が資本のお仕事なので気を付けてはいるんですけど、どうしても睡眠不足が続いちゃうと風邪もひいちゃうので、それだけは守りたい」と切実な悩みを打ち明けると、岩本が「僕もインナーケアをこだわってるので、乳酸菌をとった方がいいですよ」とアドバイス。すると、「ナンとかタピオカばっかり食べてるやん」という溝端の返しから、岩本がナン、タピオカ、わらび餅ドリンク…と、かなり甘いもの好きであることが判明。「タピオカドリンクといくらを食べて『おいしかった!』と言っていて。似てるようで全然違うものだから、結構独特なんです。ギャップがあってかわいいですよね」という溝端の暴露に、岩本は恥ずかしそうな様子だった。

続いて、命を狙われている里夏を24時間警護するために辰之助と里夏は共同生活を送ることになることから、「他人との共同生活、これだけは耐えられないことは?」という質問に、白石は「私物を出しっぱなしにすること」と回答。「今回のドラマで言うと、リビングが共同生活をする場所で、例えばテーブルとかに私物をポンポンと置いてそのままにしちゃうのは、『片付けてほしいなぁ…』と思っちゃう。食べた後の食器とかも、流しに置きっぱなしとかじゃなくて、最後まで責任を持って片付けてほしいなと思いますね」と家庭的な一面も垣間見える回答を披露。

溝端は「ストック」というフリップを見せながら、「洗剤とか、消耗品のストックが家にないとすごく不安になっちゃうので、たくさんストックを置くことを許し合えるというか、同じ感覚の人がいいなと。『あー、切れちゃった』ってなくなっちゃうと結構焦っちゃうので、棚とかにストックを置くことを許してほしい。『なくなったら買えばいいじゃん』って言われると『なくなった時にどうするの!?』と思っちゃいます」という、心配性な一面が見られる回答が。

続けて、藤原は「テレビのチャンネル」と回答。「本当にスポーツが大好きなので、スポーツのニュースの時間にチャンネルを変えられるとめっちゃ嫌なんですよ。1日の終わりの時間の楽しみにしているので、『うわぁ、今日の野球は絶対“熱盛”やろうな』と思ってその時間にチャンネルを変えられると、家族でも『ちょっとほんまにやめて。もうこの15分だけでいいから絶対にチャンネル変えんといて』ってなります。共同生活となると、たぶんテレビ問題が出てくると思うので、ニュースのスポーツコーナーの時だけは、お願いだから藤原丈一郎専用で見たいです」と力を込めた。

話しかけられるのも嫌だという藤原は「野球が好きな溝端さんは分かるでしょ?」と話を振ると、「分かる。俺も話しかけられたくない。一緒に見て、見終わった後に感想を言い合うのはいいよね」と共感。「そうなんです! 映画館と一緒です。僕は映画館とスポーツコーナーは一緒やと思ってるんで」と名言(?)も生まれることとなった。

ラストの岩本は「イビキがすごい人」と気になる回答を見せる。「共同生活の経験はないんですけど、友達と泊まりに行った時にすごいイビキだと寝られなくなっちゃう。『それでしっかり寝られてる?』って、こっちが不安になるくらいすごいイビキの方もいらっしゃるじゃないですか。部屋が別々だったらいいですけど、そこ(寝室)も一緒ってなると、ちょっと心配もしますし、いろいろな疑問が出てきちゃって…」と説明すると、岩本自身のイビキを聞かれることに。「まれに(イビキを)かくらしいです」という岩本に返しに、「かくんかい!」と藤原たちからは切れ味のあるツッコミが入った。

記者からの質問では、岩本が演じる役名が“辰之助”と、今年の干支・辰の漢字が入っていることから、今年の抱負をあらためて聞かれると、「ざっくりこうしたいじゃなくて、日々の積み重ねが近い将来の自分を形成していくんだろうなと最近すごく感じているので、自分自身が納得いく時間、納得いく1日を積み重ねる1年にしたいなと思います」とおとこ気あふれる目標を発表。「納得できる1日とは?」と続けて聞かれると「やりたいことがやらなきゃいけないことを上回った時。そうじゃないと、『これもできなかった』『あれもできなかった』と『できない』にフォーカスしていって、絶対にメンタルもそっちに引っ張られちゃうけど、小さいことでも『できたことがある』『こういうことがあった』と全部つながった状態で1日を終えたいなと思っています」と述べた。

一方、白石は撮影中にキュンとした出来事を聞かれると、「撮影でお昼ご飯の時に、普通は『ご飯食べたいな』とか『お肉食べたいな』になると思うんですけど、岩本さんが『チョコレート食べたい』と言ってるのを聞いた時はキュンとなりました。『あ、チョコなんだ!』ってギャップもありましたね」と、先ほどの男らしい目標とは一変。またまたかわいらしいエピソードが飛び出すと、「心の声が漏れたなと。撮影していてもおなかが鳴るタイプなんだなとすごく実感して、ちょっとご迷惑おかけしてます…」とほほ笑ましいやりとりを見せた。

会見の最後には、主演の岩本からの「この作品はラブあり、コメディーあり、アクションありの作品で、現場もみんな『初めて会ったんだよね?』って思うくらい、本当に仲がいいんです。それが画面を通じても皆さんに伝わる部分もあると思いますし、『この作品を楽しみに頑張ろう』と思ったり、『これを楽しみに今日を生きようと思ってくれる方が1人でも増えてくれたらいいなと思っています。本日はありがとうございました」というメッセージで締めくくられた。

なお、岩本、藤原のアクションシーンの舞台裏など、撮影の裏側に迫ったスペシャルメーキングがTELASAで独占配信されることも決定(配信スタート日は未定)。ドラマ本編と併せてこちらにも注目だ。

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