ファジ 悲願のJ1へ本格始動 今季初練習、2月下旬リーグ開幕

今季初の練習でジョギングするファジアーノ岡山の選手たち=政田サッカー場

 悲願のJ1昇格へ―。サッカーJ2で16シーズン目を迎えたファジアーノ岡山は9日、岡山市の政田サッカー場で今季初の練習を行った。新戦力13人を加えたチームが2月下旬のリーグ開幕に向け、本格始動した。

 J1名古屋などで活躍したFWガブリエルシャビエル、ファジアーノU―18(18歳以下)出身で明大から入団するFW太田龍之介ら新加入を含め、全30選手のうち28人が参加。約100人のサポーターから熱い視線を注がれる中、選手たちは和やかな雰囲気でランニングやストレッチ、ボール回しなどに約1時間半、汗を流した。

 昨季22チーム中10位だったチームはオフで実力者の補強に成功し、昨季の主力もほとんどが残留を決めた。昨季主将で入団3年目のDF柳育崇は「期待できるメンバー。細かい部分にこだわり、シーズンの終わりに全員で喜びを分かち合いたい」と話した。

 今後は2月23、24、25日のいずれかにホームで栃木と戦う開幕戦に照準を合わせ、今月下旬からのキャンプなどで連係を高めていく。就任3年目の木山隆之監督は「J2の頂を目指すのは変わらない。果敢にアグレッシブなサッカーで勝利を目指す」と意気込んだ。

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