とにかくランカーサイズのシーバスだけを獲りたい。それだけを追い求めているアングラーがいる。そのポイント選定術、釣り方、ルアーセレクト方法まで独自の考えを持ち実践しているのが岡本隆治さん。今回は今時期の特大シーバスの狙うべきポイントについて解説していただいた。
●文:ルアマガプラス編集部
DAIWAの営業マンにして次世代の凄腕ランカーハンター！
岡本隆治（おかもと・りゅうじ）
三度の飯よりシーバス釣りが好きな、DAIWA営業マンきってのシーバスジャンキー。これまで転勤先である、大阪湾、北陸、東京湾などで釣りを楽しんできたが、現在のメインフィールドは九州。2020年にはMAX98cm、2021年にはMAX99.9cm、2023年には3本のメーターオーバーをキャッチした実績を持ち、ビッグベイト「モンスタースライダー」の開発にも携わる。
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外すと釣果ゼロも!?一発大物チャレンジ！
昨今シーバスゲーム界隈のSNSで話題となっている“救バ（すくば）”というキーワードを知っているだろうか？
『救われればバーティスを信じなさい』の略となるが、このハッシュタグをもとに救バを広めているのが岡本さんだ。事実、バーティスR SSRでメーターオーバーをはじめ、2023年度も20本近い90㎝オーバーをキャッチしているという猛者だ。
岡本「バーティスが効果的なのはもちろんですがポイント選びも大事」
そういってルアーマガジンソルトの実釣取材へ訪れたのは熊本県の市街地を流れる小規模河川。
岡本「冬は産卵で海へ落ち始めますよね。11月から年末まではまさに移行期の真っ最中。例年通りなら大型ベイトのコノシロなどを追って海で釣れ始めるころです」
では海の方が釣れる確率は高いのでは？
岡本「80㎝台まではよく釣れると思います。でも、この時期に川で居残っているシーバスは90㎝オーバーの特大がいるんです」
― 海へ落ちる移動組とは別に川へ残る特大シーバスがいる
晩秋になると多くのシーバスは産卵のため川から海へ移動。しかし、この行動が極端に遅い個体がいる。秋に良かった地形変化に居座り、年末頃まで安定して多いイナッコなどのベイトをたらふく喰ってから海へ移動を始める。この老獪な特大シーバスがターゲットとなる。
実釣地の熊本では河川から県南、外洋の磯や天草方面へコノシロを追いながら狙うのが一般的。東京湾でいえば、湾奥河川から三番瀬、千葉の各干潟や多摩川河口部、富津岬や三浦半島へと狙っていくイメージ。
岡本「でも90㎝を超える老体となるシーバスは元気にコノシロを追って海へ向かうのではなく、いまだに川の中流部より上の地形変化。それにベイトが安定して居る場所に潜み、たらふく喰ってから海へ向かうんです」
― はっきりした地形変化に特大サイズが残っている
干潮時に露出したカキ瀬が付くようなコンクリートブロックといった地形変化は有望。ほかにもシャローとディープの差がはっきりしているような場所には特大サイズが居着いている。
― 降海組と残留組の2大ベイト
80㎝クラスまでの魚は、高カロリーで大型ベイトのコノシロなどを追って海へ移動していく。90㎝オーバーの老体シーバスは、いつも川にいるイナッコを喰いまくっている。
出れば90㎝オーバー。しかし、釣果ゼロという可能性もある。そんな岡本さんの釣りにルアマガソルトは完全密着した！
岡本さんのシーバス実釣記事はルアーマガジンソルト最新号に掲載！
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