米ボーイング、納入10%増 23年の民間機、737が堅調

カリフォルニア州の社屋に掲げられたボーイング社のロゴ=8日、エルセグンド(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米航空機大手ボーイングは9日、2023年の民間航空機納入数が前年比10%増の528機だったと発表した。主力小型機737が396機と堅調だったのに加え、22年は品質問題による納入の一時停止で落ち込んでいた中型機787が約2.4倍の73機に膨らんだ。

 ただ、737の中心となっている「MAXシリーズ」を巡っては今月5日、米アラスカ航空が運航する「737―9」が離陸後に機体の一部が吹き飛び、緊急着陸する事故が発生。米運輸安全委員会が事故原因を調べており、今後の納入に影響を与える可能性が出ている。

 22年の民間航空機は、エアバスが4年連続で世界首位だった。

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