高砂市長選、新人石本氏が立候補へ 元市職員、DX推進を担当 4月7日投開票 

高砂市役所の本庁舎=高砂市荒井町千鳥1(高砂市提供、小型無人機で撮影)

 任期満了に伴う兵庫県高砂市長選(3月31日告示、4月7日投開票)に、元市職員で一般社団法人代表の石本玲子(れいこ)氏(47)が無所属で立候補する意向を固めたことが9日、分かった。

 石本氏は高砂市出身。国立明石工業高等専門学校を卒業後、1997年に高砂市役所に入庁し、公共施設の総合管理計画などを担当した。2022年4月、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進担当主幹に就任。23年7月に市役所を退職した。地域課題の解決に向けて活動する人材を支える一般社団法人「かえるかなえる研究所」(同市)を設立している。

 石本氏は「古民家活用をはじめ、地域で活動の場や機会を求めている人は多い。そうした人たちの手助けになれる市役所を目指す」と話す。

 同市長選では、現職の都倉達殊(たつよし)氏(64)が立候補を表明している。(増井哲夫)

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