交渉期限が迫る今永昇太 Rソックスとカブスが争奪戦をリードか

今オフのFA市場には、まだブレイク・スネル、ジョシュ・ヘイダー、コディ・ベリンジャー、マット・チャップマンといった有力選手が残っているが、日本時間1月12日午前7時の時点で確実に市場から消える選手がいる。ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している今永昇太だ。今季メジャーの舞台でプレーするためには、ポスティングの交渉期限である日本時間1月12日午前7時までに契約を結ばなければならない。その今永の有力な移籍先をめぐり、情報が錯綜し始めている。

今永の移籍先については、ジャイアンツ、エンゼルス、レッドソックス、カブスの4チームが「ファイナリスト」となっていることが報じられ、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は「ジャイアンツが最有力候補に浮上。対抗馬はエンゼルスだろう」と最新情報を伝えていた。「MassLive.com」のクリス・コティーロ記者も「レッドソックスが今永を獲得する可能性は低いとみられている」と報じるなど、争奪戦はジャイアンツとエンゼルスの2チームに絞られたかに思われた。

ところが、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は「ジャイアンツは今永の争奪戦に残っていない模様だ」とリポート。エンゼルスについても「今は別のターゲットに目を向けている」と伝えた。有力候補と目されていた2チームが一転して、獲得レースから大きく後退した形となる。ヘイマン記者によると、レッドソックスとカブスは争奪戦に残っているようだが、「ファイナリストは5チームだ」と報じており、今永の獲得を狙っているチームが少なくともあと1つは存在するとみられる。

昨オフに千賀滉大がメッツと結んだ5年7500万ドルを超える契約を得ることが有力視されている今永。一部のスカウトからは「先発2~3番手のポテンシャルを秘めている」と高い評価を受けているようだ。交渉期限まで48時間を切っており、争奪戦の行方には大きな注目が集まっている。

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