能登半島地震から9日… 初めての災害関連死を確認 栃木県内からの支援広がる

 石川県は1月9日、珠洲市で6人が避難生活による体調悪化などで亡くなったと発表しました。能登半島地震で災害関連死を確認したのは今回が初めてです。

 また、石川県内の死者は1月9日午後の時点で202人となり、連絡の取れない安否不明者は102人にのぼりました。避難所に身を寄せる人は2万8千人以上いて、さらに、道路の分断や雪による路面状態の悪化で支援に影響が出ていて、3300人以上が孤立状態にあります。こうした中、栃木県内からも支援の動きが続いてます。

 壬生町は町の社会福祉協議会と協力し、支援物資の積み込み作業を行いました。避難所では感染症が拡大していることから、マスク3万4千枚やゴム手袋1万6千枚、さらに生理用品や水、食料などを石川県に届けるため1月9日に夕方に出発しました。

 また、栃木県は全国知事会からの要請を受け、石川県志賀町に乳幼児用の液体ミルク120缶と哺乳瓶20本を提供するほか、住家の被害を調査するために1月11日に石川県穴水町に職員を派遣します。

 被災地の支援に向けて、栃木県庁や県内すべての市や町でも義援金の受付や募金箱が設置されています。

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