佐賀工業高ラグビー部、全国3位を生徒に報告

賞状を手に入場する佐賀工業高ラグビー部の大和哲将主将(右)ら=佐賀市の同校

 大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開かれた第103回全国高校ラグビー大会で3位に入った佐賀工業高ラグビー部が9日、同校で報告会を開いた。現地や学校で受けた多くの声援に感謝し、全校生徒に結果を報告した。

 21大会ぶりのAシードで臨んだ今大会は、高校日本代表候補の服部亮太選手や井上達木選手、主将の大和哲将選手らを軸に、攻守にまとまりのある戦いで勝ち進んだ。準決勝で“宿敵”東福岡高に28―50で敗れたものの、23大会ぶりに4強入りを果たし、新たな歴史を刻んだ。

 原口哲哉校長は「全国トップレベルの力を発揮してくれた。唯一無二の誇り高きチームとしてたたえたい」とあいさつ。大和主将は「目標の日本一に届かなかったが、3年間やってきた不撓ふとう不ふ屈くつのラグビーを体現できた」と報告し、枝吉巨樹監督は「応援バスや学校でのパブリックビューイングで応援してもらい、本当に力になりました」と感謝した。(小部亮介)

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