故シネイド・オコナーの死因が明らかに、3月に米NYで追悼ライブ開催

現地時間2024年1月9日、シネイド・オコナーの死因が自然死であったことが英ロンドンのサザーク検死裁判所によって発表された。

米ザ・ハリウッド・レポーターによると、検視局は「これはオコナーさんが自然死したことを確認するものです。従って、検視官は彼女の死因の調査を終了しました。これ以上のコメントの発表はありません」と声明で明らかにした。

「Nothing Compares 2 U」で知られる故オコナーは、2023年7月26日に英ロンドンの自宅にて56歳で死去した。当局によると、彼女は“無反応”の状態で発見された。翌日、警察はオコナーの死を不審なものとは見なさず、死因を特定するために検視局に捜査を委ねたと発表していた。

故オコナーの遺族は当時、「私たちの最愛の人であるシネイドが亡くなったことを、大きな悲しみとともに発表します。彼女の家族と友人たちは打ちのめされており、この非常に困難な時期にプライバシーの尊重を求めます」と声明で述べていた。

故オコナーが、1987年にリリースしたデビュー・アルバム『ライオン・アンド・ザ・コブラ』にはオルタナティブ・ラジオ局でヒットした「Mandinka」や「I Want Your (Hands On Me)」が収録され、【グラミー賞】にもノミネートされた。続く2ndアルバム『蒼い囁き』で世界的なブレイクを果たし、見事【グラミー賞】に輝いた。今作には故プリンス作曲の大ヒット曲「Nothing Compares 2 U」や、長年人気を誇る「The Emperor's New Clothes」、魅力的な「I Am Stretched on Your Grave」などが収められている。

現地時間3月20日には、豪華アーティストが故オコナー、そして同じくアイルランドのパンク・シンガー、ザ・ポーグスの故シェイン・マガウアンをトリビュートするライブが米NYカーネギー・ホールで開催される。キャット・パワー、グレン・ハンサード、ドロップキック・マーフィーズ、ザ・マウンテン・ゴーツ、アマンダ・パーマー、デヴィッド・グレイなどが出演することが発表されている。

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