紫波の旧長岡小を活用する「ノウルプロジェクト」が本格始動

ノウルプロジェクトのマスタープランで示した模型図(マザー・オガール地方創生アカデミー提供)

 岩手県紫波町東長岡の旧長岡小を活用して地方創生を図る、公民連携プロジェクトが本格始動する。空き校舎を農産物の調理や加工品の試作などができる施設に改修し、敷地内には農園や集合住宅、宿泊施設も整備。2024年度に着工し、一部は25年度のオープンを予定する。地域資源を生かした農村の価値向上や人材育成の拠点を目指す。

 「ノウルプロジェクト」と銘打ち、町とマザー・オガール地方創生アカデミー(岡崎正信代表取締役)が進める。校舎はビジネスセンターとビジターセンターからなる「(仮称)ノウルセンター」、校庭の一部は交流公園と位置付ける「(仮称)ノウルガーデン」として整備する。

 センターは農産物の調理や加工品の試作、製造などを行う調理室、先進技術を活用したスマート農業に関して情報交換などができる体験交流室を設ける。民間事業者が運営するサテライトオフィスや事務所なども想定する。

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