第45回「1996年2月:後悔先に立たず」

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。 1996年2月は、ロフトに2回。 2月2日は、COALTAR OF THE DEEPERS。 確か、この日のライブで非売品のデモテープが配布されることになっていたはず。 ドラマーのKANNOさんにメールで問い合わせてみたところ「おそらくこの日は復活ライブで、デモテープを配った」とのこと。やはり。 しかし、残念ながら遅れて入場したので、テープをもらえませんでした。数が足りなかったのかも。 KANNOさんから画像をいただきました。

「Breast stroke」「Siesta」「C-side」「909200290502101」の4曲入り。3種類のジャケットが存在するようです。 エンジニアとしてDEF. MASTERのYOU-MIさんがクレジットされていますね。ご存じの方も多いと思いますが、DEF. MASTERのライブにCOTDのNARASAKIさん(vo, g)が参加していました。 今さらですが「もっと早く入場していれば……」と後悔しています。 * * * 2月27日は『THE CHOICE IS YOURS vol.2』というイベントで、SWITCH STYLE、NUMB、STATE CRAFT、TAKE THE LEAD、CLINCHが出演。ニュースクール系の若きハードコア・バンドの勢いが増してきた時期ですね。 SWITCH STYLEは、前年に(デモテープを除く)初の単独音源をリリースしています。

H.G. Factからリリースされた7インチ。「Pass」「Distance」「We Just Testify」「Why Can We Hate?」の4曲を収録しています。 ジャケットに書き込まれているのは、KENZOさん(b, vo)とYURIさん(g, vo)のサイン。どちらも、SWITCH STYLE解散後に書いてもらったものですね。 KENZOさんはkamomekamome、YURIさんはNUMBやDBXで活躍中です。 残念ながらSHUHEIさん(g)と、YOU × SUCKさん(ds)にサインをお願いしたことはありません。 YOU × SUCKこと前澤友作さんが、株式会社スタートトゥデイの代表取締役であることは説明不要ですね。そして弟のSHUHEIこと前澤周平さんも実業家として活躍されています。周平さんとはライブハウスでしょっちゅう顔を合わせていたし、友作さんからデモテープを購入したこともあるというのに。 今さらですが「前澤兄弟にサインをもらっておくべきだった……」と後悔しています。 五辺宏明(ごべひろあき)プロフィール

レコード&昭和プロレス愛好家。ロフトグループの加藤梅造社長との出会いは、ライブハウスのモッシュピット。

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