東京フィルハーモニー交響楽団、2024シーズン開幕 巨匠ミハイル・プレトニョフ&俊英ピアニスト マルティン・ガルシア・ガルシア登場

東京フィルハーモニー交響楽団、2024シーズン開幕は1月定期演奏会(23,25,28日)、巨匠ミハイル・プレトニョフと俊英ピアニスト マルティン・ガルシア・ガルシアを迎えて北欧の情熱を綴るプログラム、“北欧のショパン”グリーグのピアノ協奏曲と、フィンランドを代表する作曲家シベリウスの傑作を堪能。

2023年の定期演奏会ではラフマニノフやチャイコフスキーといったロシアの作品を集中して取り上げたマエストロ プレトニョフ。今季は、マエストロ自身もその地を訪れ、自然や文物に愛情を寄せるという北欧の作品でシーズンの開幕を祝う。
”フィヨルドを激しく流れ落ちる滝のような”イントロが有名なグリーグのピアノ協奏曲では、スペイン出身の俊英ピアニスト、マルティン・ガルシア・ガルシアが登場。2021年クリーヴランド国際ピアノコンクール第1位、ショパン国際ピアノコンクール第3位などで世界的な評価を確立し、2022~2023年には世界中でツアーを行って大成功を果たすなど、世界から注目を浴びるピアニスト。巨匠プレトニョフとのコラボレーションに期待。

「今回の定期演奏会は、ポピュラーなグリーグのピアノ協奏曲とシベリウスの交響曲第2番がメインで、それに組曲『カレリア』が花を添えるという、いわば真正面勝負のプログラムだ。スカンジナヴィアの作曲家に対して、時に「北欧のリリシズム」などと評されることもあるが、グリーグとシベリウスの音楽はそれだけにとどまらない。北国特有の荒々しさ、強靭さも内奥に秘めているのである」(解説=神部 智)

ミハイル・プレトニョフプロフィール

一言では説明できない多才な芸術家。ピアニスト、指揮者、作曲家として魔法のような才能で、世界中の聴衆を魅了している。1957年ロシアのアルハンゲリスク生まれ。1978年、21歳でチャイコフスキー国際コンクールのゴールド・メダルおよび第1位を受賞し、国際的な脚光を浴びる。驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団ほか数々のオーケストラを指揮。ボリショイ・オペラでの『スペードの女王』指揮で大成功を収めているほか、コンサート形式のオペラ指揮も行っている。
1990年ロシア内外の個人、団体より資金を得、ロシア史上初めて国家から独立したオーケストラとしてロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立。指揮者として東京フィルハーモニー交響楽団には2003年7月に初めて客演、以来定期的に招かれ、2015年4月より特別客演指揮者に就任。2022年には新たなオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を創設。

マルティン・ガルシア・ガルシア

1996年ヒホン生まれ。27歳にして、国際的に最も活躍するピアニストの一人とされている。2023年は世界各地(アメリカ、アジア、ヨーロッパ)で約80回のコンサートを行い、韓国、メキシコ、ブラジルでデビューを果たした。日本、アメリカ、カナダ、ポーランド、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、リトアニア、ルクセンブルクにて素晴らしいリサイタルを開催、またNHK交響楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク交響楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー、リトアニア国立交響楽団、ブラジリア管弦楽団などの名だたるオーケストラと共演している。
2022年にはアメリカ、アジア、ヨーロッパで70回以上の公演を行い、ニューヨークのカーネギーホールでのデビューや、日本でのツアーは14公演で25,000人を動員するなど、大成功を果たした。
ガルシア・ガルシアは、2021年クリーブランド国際ピアノコンクール第1位、2021年ショパン国際ピアノコンクール第3位など、世界的に高い評価を得ている。2022年にはデビューアルバム「ショパンとヒズ・マスター」をリリース。
彼はレイナ・ソフィア音楽学校を卒業、同校ではガリーナ・エギザロヴァ教授に10年間師事、ソフィア王妃から「最優秀学生賞」を受ける。また、ニューヨークのマネス音楽院にて著名なピアニスト、ジェローム・ローズに3年間師事、修士号を取得している。

▷【特別記事】「マエストロ・プレトニョフ、北欧へのイマジネーション」(文=青澤隆明)

https://www.tpo.or.jp/information/detail-20231117-01.php

概要
日程・会場:
2024年1月23日(火)19:00 サントリーホール
2024年1月25日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
2024年1月28日(日)15:00 Bunkamura オーチャードホール
出演:
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:マルティン・ガルシア・ガルシア*(2021年第18回ショパン国際ピアノコンクール第3位)
プログラム:
シベリウス/組曲『カレリア』
グリーグ/ピアノ協奏曲*
シベリウス/交響曲第2番

主催: 公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(創造団体支援))| 独立行政法人日本芸術文化振興会(1/23公演)
協力: Bunkamura(1/28公演)
特設ページURL:https://www.tpo.or.jp/information/detail-20240123.php

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