青森県立高全日制、過去最低0.94倍 私立、定時制は最高 進路志望2次調査

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 青森県教育委員会は9日、3月に県内中学校を卒業する生徒らを対象とした進路志望状況第2次調査(昨年12月12日時点)の結果を公表した。県立高全日制の志望倍率は、調査を始めた1976年3月卒業者分以降、過去最低を記録した前年と同じ0.94倍だった。2次調査段階で1倍を割るのは4年連続。一方、県内私立高全日制は0.55倍(前年同期比同率)で過去最高だった。県立定時制は募集人員が現行の480人になった2021年以降最高を更新し0.57倍(同0.01ポイント増)となった。

 県立高全日制で志望倍率が1倍を割ったのは34校64学科(同2学科増)。倍率は低い順に柏木農業環境工学科0.23倍、浪岡普通科0.31倍、名久井農業環境システム科0.37倍など。

 高い順では弘前実業家庭科学科1.48倍、青森普通科と青森南普通科が同率の1.43倍、十和田工業電子科1.40倍などだった。

 1次調査(昨年11月6日時点)と比べて倍率の変動が大きかったのは弘前実業家庭科学科0.42ポイント減、むつ工業機械科0.40ポイント減、八戸工業土木科と建築科それぞれ0.34ポイント減など。

 1次調査で1倍を割っていたが2次調査で1倍以上に転じたのは青森南グローバル探究科など3校4学科。1次で1倍以上だったが2次で1倍を割ったのは青森東普通科など8校9学科。

 地区別の志望倍率は東青0.99倍、西北0.82倍、中南1.05倍、上北0.83倍、下北0.82倍、三八0.96倍だった。

 県立高の入学願書受け付けは2月13~19日。入試は3月5日、合格発表は同15日。県立特別支援学校は1月15日まで願書を受け付け中。入試は青森第二高等養護学校と八戸高等支援学校産業科が同26日、そのほかの普通科と保健理療科が2月22日。

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