海上保安大学校 70年以上続く伝統の耐寒訓練始まる 広島・呉

呉市の海上保安大学校で毎年恒例の耐寒訓練が始まりました。

寮から飛び出してきたのは、海上保安大学校で幹部海上保安官を目指す学生と研修生269人です。10日から8日間に及ぶ耐寒訓練に挑みます。

この訓練は、学生の体力と気力を養おうと1952年の開校以来、続けられています。柔軟体操が終わると学生らは「カッター」と呼ばれる手漕ぎボートに乗り込み、夜明け前の海に漕ぎ出していきました。

学校前の沖合いにある島を回るおよそ3・6キロのコースを掛け声をかけながら1時間ほどで漕ぎ切りました。

本科学生
「朝から動くので授業中眠くならないようにしっかり授業を受けたいと思います」
初任科研修生
「こういう機会を生かして寒さであったり体力を付けて現場でも生かしていきたいと思ってます」

学生らは、カッター訓練の他にも逮捕術や長距離走の訓練にも取り組みます。

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