カブス・今永昇太の契約は2年3000万ドル前後か 米記者が報じる

日本時間1月10日、ポスティング制度によるメジャー移籍を目指していた今永昇太がカブスと契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。身体検査を経て、カブスから正式に契約が発表される見込みとなっている。なお、契約条件の詳細はまだ明らかになっていないが、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者は「年平均1500万ドル前後の複数年契約」とリポート。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、今永に保証されるのは2年3000万ドル前後だという。

千賀滉大(メッツ)の5年7500万ドルを上回り、総額1億ドルを超える可能性もあると言われていただけに、「2年3000万ドル前後」という保証額はかなり少ない印象を受ける。ヘイマン記者によると、選手オプションや球団オプション、出来高などが盛り込まれた複雑な契約になっているとみられ、すべての条件をクリアした場合、契約総額は8000万ドル前後になるという。「8000万ドル前後」という総額から逆算すると、契約期間は最長でも4~5年であることが予想される。

カブスはマーカス・ストローマンがオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなったため、先発5枠のうち、ジャスティン・スティール、ジェイムソン・タイオン、カイル・ヘンドリックスの3枠しか決まっていない状況だった。MLB公式サイトでカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は「先発2番手または3番手としてローテに加わることになるだろう」との見通しを伝えている。

現在30歳の今永はプロ入り以来、リーグを代表する左腕として活躍を続け、2019年のプレミア12と2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表に選出。WBCではアメリカ代表と対戦した決勝戦で先発のマウンドに立った。昨季は22試合に先発して148イニングを投げ、7勝4敗、防御率2.80、174奪三振を記録。両リーグ最多の奪三振数をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得した。メジャーの舞台でも輝きを放てるか注目だ。

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