茨城、1月10日は干し芋記念日 生産量1位、認知度向上へPR

「ほしいもの日」の記念日登録証を持つ茨城県の大井川和彦知事。右は「県ほしいもアンバサダー」のタレント谷まりあさん=10日午前、東京都内

 干し芋の生産量日本一の茨城県が1月10日を「ほしいもの日」に制定し、同日、日本記念日協会に登録した。都内で記念日登録証を受け取った大井川和彦知事は「おいしい干し芋を全国のみなさんに食べてもらいたい」とPRした。

 漢字の一と十を重ねると「干」の字になるほか、12~2月に旬の時期を迎えることなどが理由。茨城県の21年の産出額は129億円と全国の99%以上を占めるが、あまり浸透せず、認知度向上を目指す。

 冬に乾燥した潮風が吹く海沿いの地域で、農漁業者の副業として明治後期から生産されてきた。固い保存食のイメージが強かったが、近年はやわらかい品種が使われ、人気が高まっているという。

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