【今年のキーワードは『驀』】「もっとまっすぐに突き進んでいこう」、新潟県新発田市の二階堂市長が今年初めての定例会見

新潟県新発田市の二階堂馨市長

新潟県新発田市の二階堂馨市長は1月10日、2024年最初の定例記者会見を開き、2024年を象徴する言葉として「驀(ばく)」という文字を挙げ、意気込みなどを語った。

冒頭、二階堂市長は令和6年能登半島地震について、「被害に遭われた地域の皆様に対し、心からお見舞いを申し上げるとともに、私どもはしっかりとした支援体制でお手伝いをさせて頂きたいと思っている」と悲痛な表情で話した。

2024年に特に力を入れていきたいことを問われると二階堂市長は、「私は毎年、街づくりにおいては1つの言葉を胸に刻んでいる。昨年は『拓く』だった。これは、ポストコロナを見据えての言葉だ。そして、コロナウイルスに負けてたまるかという思いで『超積極予算』を組ませて頂いた」と話した。

続けて、「積極予算というのは、例えば1つの公共施設を作るとか、あるいは学校を作るとか、そういった突出したものを作る時に使われることがある。しかし、私どもはそういった何かの公共施設を作るという意味での積極予算ではなく、全体的な底上げをするために行った」と語った。

そして今年の言葉について、「今年は『驀(ばく)』という文字にした。『驀』というのは、まっすぐという意味。昨年に『拓』いた道を、もっとまっすぐに突き進んでいこうということだ。とりわけ、一番大きく予算として力を入れるのは『経済対策』になると思う」と述べた。

二階堂市長は、2月に約3億7,000万円ほどの経済対策の発表を予定していると話し、さらに新年度予算案に経済対策を盛り込んでいく考えを示した。

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