「温泉むすめ」が限定ワインに 和歌山・田辺市龍神村、100セット販売

ドラゴンミュージアムで販売しているオリジナルラベルの限定ワイン(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)

 和歌山県田辺市龍神村柳瀬の「龍神村Dragon Museum(ドラゴンミュージアム)」は、龍神村をモチーフにした温泉むすめ「龍神 晴(せい)」をあしらったオリジナルラベルのワインの販売を始めた。2本入りの限定100セットのみで、すでに半数ほどが売れたという。

 「温泉むすめ」は、企業「エンバウンド」(東京都)による温泉地をキャラクター化した取り組みで、キャラクターを通じて全国各地の温泉地や地域の魅力を伝え、現地への来訪を促すことを目的としている。龍神村でも各地で「龍神 晴」を活用したオリジナルデザインのグッズを展開しており、ドラゴンミュージアムでは相棒のドラゴンと共に昼寝をしているデザインの缶バッジを販売している。

 新たに販売を始めた限定ラベルのワインは、湯浅町の「和歌山湯浅ワイナリー」が製造している「勹香(ほうか)」。紀州南高梅をブレンドした赤と白のスパークリングワインがセットになっている。オリジナルデザインのラベルには、セットごとに100番までのシリアル番号を付けている。

 ドラゴンミュージアムの担当者は「同じシリアル番号が付いたものはなく、その番号のセットは一つのみになるようこだわった。スパークリングでアルコール度数も低めなので、ワインやお酒が苦手な人も飲みやすい。『辰(たつ)年』のお土産にもぴったりだと思う」と話している。

 ワインは1本375ミリリットル入りで、1セット税込み3960円。ドラゴンミュージアムではこのほか、龍神村の里芋を使った焼酎や、「龍」の名が付いた日本酒なども販売している。

 開館時間は午前9時~午後4時。火曜休館。

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