反戦などのメッセージを発信している覆面アーティスト、バンクシーの版画を集めた展示会が10日、広島市で始まりました。
存在が謎に包まれているイギリスのアーティスト、バンクシーの版画展は、紙屋町シャレオで開かれています。
版画展では代表作の「少女と風船」など初期からの版画作品50点以上が展示・販売されています。
新作の版画もあります。「ゲーム・チェンジャー」は新型コロナのロックダウン中に発表されました。
サロン・ド・ヴェール 行方憲一 社長
「世界中がコロナの脅威にさらされたときにわれわれの命を救ったのはナースだと、ナースをヒーローにした、とても心温まる作品」
最高額の25億円以上で落札され、全額が医療機関に寄付されたそうです。
混乱するイギリスの国会を皮肉った作品「猿の議会」からは、日本の国会へも「喝」が聞こえてきそうです。
版画展は入場無料で15日まで開催されています。