茂木町ケーブルテレビを民営化 世帯加入率97%、行政チャンネル機能は維持

町内で自主番組の取材を行う茂木テレビのクルー。自主番組の制作は引き継がれる(町提供)

 【茂木】難視聴解消に町営で行ってきた町ケーブルテレビ(CATV)事業が、県内外にサービスエリアを持つ情報通信業「ケーブルテレビ」(栃木市樋ノ口町)を指定管理者として4月に民営化される。同時期に稼働するケーブルネットワーク光化に合わせ、民間による多彩な情報通信サービスを受けられるようにする。従来の町独自の行政チャンネルの機能は維持し、町民負担は据え置かれる。

 難視聴地域にある町のCATVは地上波テレビ視聴を目的に整備され、現在の体制は07年に施設を整えてスタート。10年に設立したNPO法人「茂木テレビ」が町の委託を受け、自主放送チャンネル「もてぎあいあいテレビ」で行政情報や災害緊急情報、地域密着の番組を放送している。世帯加入率は97%に達する。

町内で自主番組の取材を行う茂木テレビのクルー。自主番組の制作は引き継がれる(町提供)

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