宮崎の副将DF西岡大志が現役引退…J2リーグ83試合、J3リーグ77試合に出場「自分勝手な決断を尊重し受け入れてくれたクラブに感謝」

DF西岡大志が現役引退を発表[写真:©︎J.LEAGUE]

テゲバジャーロ宮崎は10日、DF西岡大志(29)の現役引退を発表した。

地元宮崎県出身の西岡は、2017年に福岡大学から加入したFC琉球でプロデビュー。その後、愛媛FCを経て2023シーズンから地元クラブである宮崎入りを果たした。

加入初年度ながら副キャプテンに任命されると、序盤から主力に定着。シーズン中、ハムストリングの負傷による離脱がありながらも、明治安田生命J3リーグで24試合に出場した。

通算成績はJ2リーグ83試合出場8得点、J3リーグ77試合出場3得点。天皇杯では3試合出場2得点だった。

現役生活に別れを告げる決断を下した西岡は、クラブを通じて関係者やファンへの感謝を述べている。

「今シーズン限りで引退することを決めました。僕は2017年にプロ生活をスタートさせてから、いつサッカーができなくなっても後悔しないように、『日々の練習を全力で取り組む』と決意しここまで7年間頑張ってきました」

「しかし昨年から、怪我を抱えながら日々練習する中で体が本調子に戻らないことを実感し、このような気持ちを抱えてプレーする事はこれまで大事にしてきたサッカー観とかけ離れ、プロの選手として終わったんだなと思うようになり引退することを決断しました」

「この自分勝手な決断を尊重し受け入れてくれたクラブに感謝しています。幼いころから夢だった、J1で活躍し海外でプレーすることは叶いませんでしたが、毎日サッカーと向き合い、自分の弱さに打ち克つ為に努力を続けた日々を誇りに思います」

「ここまで続けてこれたのは、どんなときも応援し支えてくれた、FC琉球、愛媛FC、テゲバジャーロ宮崎のファン・サポーターの皆さんが僕にとってものすごく大きな存在でした。ありがとうございました」

「そしてサッカーに出会わせてくれ、何不自由なくサッカーさせてくれて、くじけそうな時も前向きな言葉をかけてくれたお父さん、お母さん、ライバルであり僕の憧れだった兄ちゃん、そして妻、息子2人には言葉に表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいです」

「家族との会話はほとんどサッカーで、その時間が本当に幸せでした。ありがとう。こうしてプロサッカー選手として最後のキャリアを地元のJリーグクラブ、テゲバジャーロ宮崎で終えられることを誇らしく思います」

「これまでクラブを支えてくださった、すべての皆さんに感謝の気持ちで一杯です。テゲバジャーロ宮崎の未来は明るく、これからまだまだ発展していけるチームです。地元人としても、ずっと応援しています」

「僕自身今後はスポーツの素晴らしさ、サッカーの楽しさを子どもたちに広めていきたいと考えています。またどこかで皆さんにお会いできたら嬉しいです。今までありがとうございました。これからも西岡大志をよろしくお願いします」

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