能登地方 あす(木)朝は氷点下の冷え込み 金・土は再び雨や雪に

 能登地方の雨や雪は止んできているが、地震の影響やこれまでの降水により、地盤の緩んでいる所がある。今夜以降も、土砂災害に注意が必要だ。あす11日(木)は天気が回復して、晴れる所が多い見込み。ただ、あす(木)朝は能登で氷点下の冷え込みとなるため、今夜は可能な範囲での寒さ対策が必要となる。

冷え込み強まる

 あす(木)は、冬場の北陸としては晴れる時間が長くなりそうだ。ただ、朝は冷え込みが強まり、能登はほとんどの地点で氷点下となり、輪島は-2℃、内陸は-4℃前後まで下がる見込み。昼間は日差しが多く風も弱まるため、きょう日中より体感的に寒さが和らぐものと思われる。

 晴れの天気は長くは続かず、能登はあす(木)夜遅くには早くも雨雲がかかり始める見込み。12日(金)午前中は前線が通過するため、雨脚が強まり、西寄りの風も強く吹く見通し。13日(土)にかけては気温が下がり、湿った雪が吹きつける寒い状態が続くきそうだ。

週明けは荒天

 14日(日)~16日(火)にかけても、今週後半と似た天気の流れとなるが、寒さや風の強まりが、より強化される可能性がある。15日(月)は前線の通過に伴い、雨や風が強まる見込み。午前中を中心に、天気の急変や落雷、竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。その後は、北寄りの風が強まって気温が下がり、16日(火)にかけては山沿いを中心に積雪となる所が多そうだ。路面の状況変化などに注意が必要となる。
 
(気象予報士・高橋和也)

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