仮面女子の森下舞桜さんが一日通信指令課長に 正しい110番利用呼びかけ「チェックインできない」「金庫の番号忘れた」不要不急の110番が年間3万6000件も【長野】

1月10日は110番の日です。県内にゆかりのあるアイドルが110番の正しい利用を呼び掛けました。
アイドルグループ「仮面女子」のメンバーで、安曇野市出身の森下舞桜さんが県警の一日通信指令課長を委嘱されました。

■仮面女子 森下舞桜さん
「本日はよろしくお願いいたします」
仮面を被ってパフォーマンスをするアイドルですが…
■仮面女子 森下舞桜さん
「緊急通報110番です。事件ですか?事故ですか?」

県警本部で110番通報の対応を体験。小学校に不審者が侵入した想定で通報が入り、特徴を聞き取ります。
■仮面女子 森下舞桜さん
「どんな服を着ていますか?」
■「通報者」役
「説明が難しいですね。スマホで写真なら撮れるんですが」
■仮面女子 森下舞桜さん
「写真撮影が可能なんですね。110番映像通報システムを使えば通報者の方が撮影した写真や動画をこちらで確認することができます」

スマホで撮影した映像や画像を警察に送ることができる「110番映像通報システム」。去年4月、善光寺で「びんずる尊者像」が盗まれた際の早期解決にも役立ちました。

■仮面女子 森下舞桜さん
「『ためらわず正しく使う110番』この言葉をぜひ覚えていただき正しく110番を利用してください」
110番の正しい利用を呼び掛ける、スローガン入りのクリアファイルとチラシを長野駅前で配りました。

■仮面女子 森下舞桜さん
(Q普段のステージとどちらが緊張した?)「きょうの方が緊張しました!全部いい経験になりました」
(Qもし110番使う立場になったらどう使う?)「聞かれたことに正確に落ち着いて伝えるっていうのをちゃんと意識してやりたいなと思います」

去年1年間で県警が受理した110番通報はおよそ11万3000件です。このうち、不要不急の電話は、およそ3万6000件で、前の年より、およそ6000件増えました。中には、こんな通報も…「ホテルのフロントに誰もいなくてチェックインできない」「自宅の金庫の番号を忘れてしまった」
こうした急を要しない内容は、間違い電話やいたずらなどを除いた通報の1割を占めます。

■県警・通信指令課 赤羽光輝課長
「真に必要な110番は増えている状況であります。」「不要不急のものについては、警察相談電話ですとか、最寄りの警察署だとかに連絡していただければと思います。」

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