八代亜紀さん(73)が残した直筆の絵馬 「世界の皆様が幸せでありますように。星に願いを…」  

12月30日に亡くなった歌手の八代亜紀さん(73)。
東海地方にもゆかりがあり、過去にはCBCの番組にも出演。意外な素顔を見せてくれました。

2005年に開催された愛・地球博の会場で、ヒット曲「雨の慕情」を披露する八代さん。実は、音楽以外の分野でも活躍。

画家の登竜門とも言われる世界最古の美術展、フランスの「ル・サロン」で5年連続入選を果たし永久会員となったんです。

(八代亜紀さん・CBCテレビ『ミックスパイください』1999年放送)
「お絵描き少女でした。画板をぶら下げて鉛筆を2~3本持って、歌は『命』で絵は『歌を支える精神』。歌を一生懸命に歌ってコンサートで疲れて家に帰ってきてアトリエに入って絵を描いていました」

八代さんゆかりの場所は名古屋にも。

名古屋市西区の星神社は、縁結びや夫婦円満の神様をまつり、境内には名前にちなんだ星形の絵馬が並んでいます。

社務所に入ると…

(星神社・小島政美宮司)
「八代亜紀さんの絵馬がこちらでございます」

八代亜紀さん直筆の絵馬です。

日本歌手協会の理事長を通じて奉納され、神社には、美川憲一さんや武田鉄矢さんなど「スター」30人の絵馬が飾られています。

八代亜紀さん直筆の絵馬には「世界の皆様が幸せでありますように。星に願いを…」と、平和への思いが込められていました。

(星神社・小島政美宮司)
「八代さんが亡くなられた報道は、絵馬があることで余計身近に感じました。(八代さんは)私より2、3歳お姉さんで若い頃から1番の大スターで、1番ショックです」

参拝客は誰でも見ることが出来る直筆の絵馬。今後も大切に飾られます。

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