呼吸器感染症約70人報告 消化器も約40人、被災地で

 厚生労働省は10日、石川県内の能登半島地震の被災地から、9日時点で、急性呼吸器感染症約70人、消化器感染症約40人の患者の報告があったと明らかにした。現地で活動する医療チームの情報。一般的に急性呼吸器感染症には、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザ、消化器感染症にはノロウイルス感染症などが含まれる。

 厚労省によると、報告があったのは診察を受けた人数で、複数回受診している人も含まれ得る。患者数を正確に把握するのは難しいものの、感染症が拡大している恐れもあり、避難所などでの手洗いや換気、マスクの着用といった対策を呼びかけている。

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