スズキ、インドに新工場 6千億円、EVも増産へ

 スズキは10日、インドで四輪車工場を新設すると発表した。投資額は3500億ルピー(約6100億円)で、2028年度の稼働を目指す。大規模投資により、既に4割のシェアを握るインド市場で競争力を確かなものにする構えだ。既存工場で電気自動車(EV)の増産も見据えて生産ラインを増設し、世界的な電動化の流れにも対応する。

 新工場は西部グジャラート州に建設し、子会社でインド最大手のマルチ・スズキが運営する。将来的な生産能力は年100万台を見込む。

 またグジャラート州で主にガソリン車を製造している既存工場で、EV増産を視野に生産ラインを増やす計画も発表。320億ルピーを投じ、26年度に稼働させる。

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