【速報】「極めて乱暴で粗雑」と玉城知事 辺野古大浦湾で工事着手

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向け、政府は10日午後、軟弱地盤がある大浦湾側の工事に着手した。地盤改良工事の設計変更承認を代執行してから13日後。一連の工事は工期が9年3カ月で、移設事業完了は早くても2030年代半ば以降となる見通しだ。県側は対話を求めており、着工に反発している。防衛省沖縄防衛局によると、工事は10日正午過ぎ、大浦湾側の海域に石材を投入して始まった。玉城(たまき)デニー知事は記者団に「丁寧な説明とは到底真逆の極めて乱暴で粗雑な対応だ」と非難した。

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