全国初の隊列走行 “自動運転連節バス”の実証実験 広島・東広島市

東広島市やJR西日本などが自動運転の技術を使ったバスシステムの実証実験を進めています。その試乗会が始まりました。

若森記者

「一般的なバスに乗っているように見えますが、実はハンドルを握っていません。」

全長18mの連節バスには、5種類のカメラなどが付いていて白線や車間距離を識別します。

自動運転の状況を知ってもらおうと、車内にはモニターが設置されドライバーの手元やセンサーなどで車や人を認識する様子を確認できます。

緊急時やGPSが機能しずらい高架下など以外は、運転手はハンドルを持ちません。

若森記者

「自動運転バスになっていますが、スムーズで乗り心地は良いです。」

試乗できる区間は、西条駅と広島大学を結ぶ「ブールバール」で4.9kmを自動運転し、1.5kmを2台の自動運転バスが隊列走行します。

連節バスによる公道での自動運転や隊列を組んでの自動運転は全国初の試みです。

東広島市 髙垣広徳市長

「1つの大きな課題として、西条駅から大学まで移動系のアクセスをどう導入するのかがかねてからの課題でありました。できるだけこれが早く社会実装されるようにこれからもともに連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。」

試乗会は、2月4日までの12日間、1日4便で行われます。

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