東京VのMF橋本陸斗がYS横浜で引き続き武者修行、古巣のJ1昇格に「悔しい」思いも飛躍を誓う「覚悟を持って示します」

YS横浜で引き続き武者修行に出る橋本陸斗[写真:©︎J.LEAGUE]

Y.S.C.C.横浜は10日、東京ヴェルディから育成型期限付き移籍中のMF橋本陸斗(18)に関して、移籍期間を延長することを発表した。

新たな移籍期間は2025年1月31日までとなり、東京Vとの公式戦には出場できない。

橋本はバングラデシュ人の父と日本人の母の間に誕生。東京Vはジュニアから在籍。15歳10カ月26日で2021年2月にデビューし、J2最年少、Jリーグ史上3番目の若さでの出場となり話題を呼んだ。

2種登録時代を含めてJ2で6試合、天皇杯で1試合に出場も、2023シーズンは1試合も出番なし。武者修行に出ることを決断。YS横浜では、明治安田生命J3リーグで7試合に出場していた。

橋本は両クラブを通じてコメントしている。

◆Y.S.C.C.横浜
「今季もY.S.C.C.でプレーをすることを決めました。昨年はシーズン途中に加入し、「新しい環境でチャレンジする」ということに重点を置いてプレーしました」

「今季は「チームの勝利に貢献できるプレイヤー」になることを目標にして日々精進していきます」

◆東京ヴェルディ
「『悔しい』ヴェルディのJ1昇格が決まった際に1番最初に出てきた感情です。本当なら喜んで祝福すべきだと思います」

「でも僕は『自分がいないヴェルディがJ1に昇格した』という『悔しさ』が込み上げてきたのが本音です」

「しかし、僕もプロ選手となり3年間、『コンディショニング』『初めての移籍』『エコロジカル・アプローチ』『食事改善』『筋力トレーニング』など、自分なりに様々な経験を積み重ね一歩ずつですが確実に成長しているのを感じています。この3年間で積み上げてきたことを今季、Y.S.C.C.横浜で覚悟を持って示します」

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