能登半島地震 備蓄している防災グッズの見直しを 名古屋のホームセンターは1週間で月平均の30倍の売り上げに

能登半島地震が発生してから10日、名古屋市内のホームセンターでは防災用品を買い求める人が増えています。

(報告:平岩洵人記者)
「名古屋市内のホームセンターに来ています。こちらでは出入り口すぐの目立つところに防災対策の特設コーナーを設置しています」

港区のホームセンターでは能登半島地震の発生以降、防災グッズの売れ行きが伸びているといいます。特にこちら…

(ホームセンター コーナン 南十番町店・奥野泰樹店長)
「こちらの『ウォーターキャリー』という商品は、折りたたみができて畳んで収納できるタイプ」

東海エリア全27店舗で、通常1か月に10個ほどの売れ行きだというウォーターキャリーが、この元日から7日までの1週間で326個売れたと言います。

被災地では今も断水が続き、避難所生活では風呂に入ることもままならず、衛生面の問題もなかなか解消できていません。そこで…

(ホームセンター コーナン 南十番町店・奥野泰樹店長)
「水を使わずシャンプーができる『ドライシャンプーシート』。こちらの商品は問い合わせが多かったので、防災コーナーに展開しました」

客からの問い合わせが増えている『ドライシャンプーシート』は、防災コーナーに新たに置くことにしたということです。

10日、店に訪れていた人たちは…

(名古屋市在住)
「自分の避難グッズを見たら(食料の)期限が切れていたので買い替えに来た。こういうタンクとか持っていなかったので買いに来た」

(名古屋市在住)
「きょうは突っぱり棒を買いに来た。(今回の)震災で1回全部見直しをしようと思って。(家族が)お互いにバラバラになってしまうかもしれないので、その時は最初どこに集まるかという話し合いはしました」

いつ起きてもおかしくない南海トラフ巨大地震。

このように防災グッズへの関心が一段と高まっています。

(ホームセンター コーナン 南十番町店・奥野泰樹店長)
「品切れになることもあると思うんですけど、すぐに補充できるように店舗でも頑張っておりますので、防災グッズを備蓄して頂ければと思います」

決してひとごとではない能登半島地震。みなさんの備えは万全でしょうか。

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