運転日時は非公表、希少な〝幸せの黄色い電車〟 2月10日、相鉄「モヤ700系」の乗車体験会

乗車体験会で使用する「モヤ700系」(相模鉄道提供)

 相鉄グループの相模鉄道(横浜市西区)は2月10日、普段見る機会が少なく“幸せの黄色い電車”と言われる電車「モヤ700系」の乗車体験会を開催する。

 同電車は、電気を供給するための架線測定や新型車両の輸送時、相鉄本線のかしわ台駅に近接する車両センター内での車両の入れ替え時などで使用している事業用車両。乗車利用を目的としておらず、運転日時も公表していないため、利用者の目に触れる機会が少ない希少性から、「見たら幸せになれる電車」と言われている。

 当日は、かしわ台駅から同電車に乗車し、相鉄新横浜線の羽沢横浜国大駅を折り返すなど、約2時間の乗車体験を楽しむことができる。同電車と記念撮影ができる時間も設けられている。担当者は「特別な電車に乗車するという体験を通じて、相鉄線への愛着をさらに深めてほしい」と話している。

 雨天決行・荒天中止。参加費は、乗務員室の後ろから見ることができる展望立席が1人3万円、一般席が1人2万円。申し込みは今月16日午後3時から、JR東海の「EX旅先予約」のウェブサイトで受け付ける。

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