不正アクセスで個人情報150万件取得疑い、27歳無職男を再逮捕「興味本位でした」

京都府警本部

 メールマガジン運営会社のサーバーに不正アクセスし、個人情報約150万件を取得したとして、京都府警サイバー捜査課などは10日、不正アクセス禁止法違反と電子計算機損壊等業務妨害などの疑いで、埼玉県草加市、無職の男(27)=不正指令電磁的記録供用罪などで起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、昨年5月10~14日、大分県のメールマガジン運営会社のサーバーに不正アクセスし、個人情報約150万件分を含む利用履歴など数百万件のデータを取得して業務を妨害するなどした疑い。「興味本位でした。恨みがあるとかではない」と容疑を認めているという。

 府警によると、同社は約1500法人・個人のメールマガジン配信サービスを請け負っていた。個人情報には名前や住所、生年月日、メールアドレスが含まれていたという。

 府警によると、男は、特定の弁護士をネット上で攻撃する集団「恒心教」関連のネット掲示板に個人情報の一部を公開したほか、この弁護士をかたり、メールマガジンを登録する数千人に「暗号資産を振り込まなければ殺害する」などと脅迫するメールを送信したという。

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