能登半島地震を受け、神戸市拠点の「全国災害ボランティア支援機構」と一般財団法人「大吉財団」の代表者ら3人が10日、石川県珠洲市へ向けて出発した。12日まで車中泊しながら、現地のボランティアセンターなどを支援する予定。
移動には、太陽光発電や大型バッテリーで電力を賄い、シャワーやキッチンを備えたキャンピングカー「災害ボランティア号」を使用。飲料水やのどあめ、千回分の携帯トイレなどを積み込んだ。
同市には昨年5月の地震の際も支援に駆け付けた。同機構の高橋守雄代表理事(75)は「阪神・淡路大震災では多くのボランティアに助けてもらった。一人でも多く現地に向かえるよう道路状況も調べたい」と語った。(名倉あかり)