子牛初競り価格低迷続く JA宮崎中央、平均52万円台

県内7市場のトップを切ったJA宮崎中央家畜市場の子牛の初競り。価格低迷は依然続いている=10日午前、宮崎市

 県内7市場のトップを切る子牛の初競りは10日、宮崎市・JA宮崎中央家畜市場で始まり、初日の平均価格は前年より11万6619円安い52万3232円だった。県畜産協会によると、昨年の県内平均価格は48万2306円(雌44万1591円、去勢52万2622円)。飼料、資材高で生産者が厳しい経営を迫られる中、物価高などで枝肉の需要が落ち込み、依然として子牛の取引価格低迷につながっている。関係者は「社会情勢の好転を期待しながら、地道に経営努力していくしかない」と、現状を受け止める。

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