魚津市がベニズワイガニ提供 2月に「おにぎりサミット」

おにぎりサミットについて説明する中村代表(左)

 おにぎりの食文化を国内外に発信する「おにぎりサミット」の開催を2月に控え、運営元の一般社団法人おにぎり協会(神奈川)が10日、富山県内から唯一参加する魚津市を訪れ、イベント概要を紹介した。サミットでは全国7自治体の食材などを使った一品を作る企画があり、同市はベニズワイガニを提供する。

 サミットでは、おにぎりを通じて日本の食文化を次世代や世界につなぐことを目指す。魚津市や新潟県南魚沼市(米)、福岡県柳川市(ノリ)、和歌山県みなべ町(梅)など具材を特産に持つ7市町が参加する。

 2月2日に都内で調印式があり、首長が意見交換するほか、各具材で作る「サミット究極のおにぎり」を披露する。同日以降も関連キャンペーンを展開する。

 この日は同協会の中村祐介代表が村椿晃市長を訪ね、「おにぎりを通じて地域をつなぎ、新しい価値を生み出したい」とPR。市長は「魚津のベニズワイやカニかご漁を知ってもらう機会にしたい」と話した。

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