火災で死亡した男性は84歳の元県立芸術大学教授で彫刻家 身元が判明 ピースボートで世界を訪ね制作 沖縄・南風原町 

 沖縄県南風原町与那覇の民家2階部分が全焼した火災で、県警与那原署は10日、死亡したのはこの家に1人で住む無職の男性(84)だったと発表した。死因は焼死だった。火災は6日午前10時55分ごろに発生。2階から出火し、男性も2階の部屋で倒れていた。出火原因は調査中。

 男性は元県立芸大美術工芸学部教授で彫刻家。2008年、ピースボートで世界各地を訪ね、翌年アイスランドやイスラエル、パレスチナなどの風景からヒントを得て制作した彫刻作品を発表した。

建物2階部分から煙が出ている火災現場=6日午前11時10分ごろ、南風原町与那覇(提供)

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