ヤンキースがストローマン獲得の最有力候補に 球宴選出2度の右腕

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者によると、ヤンキースとマーカス・ストローマンのあいだで「生産的な話し合い」が行われた結果、ヤンキースがストローマン獲得の最有力候補に浮上したようだ。ストローマンについては、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が「11月のGM会議のころからヤンキースとストローマンはお互いに興味を示していた」と報じたばかり。山本由伸の獲得に失敗するなど、なかなか先発補強が進まなかったヤンキースだが、5度の2ケタ勝利をマークしている右腕を手に入れることになるかもしれない。

現在32歳のストローマンは2017年のブルージェイズ時代に自己最多の13勝、メッツ時代の2021年には自己ベストの防御率3.02をマーク。昨季はカブスで27試合(うち25先発)に登板して136回2/3を投げ、10勝9敗、防御率3.95、119奪三振を記録した。9シーズンで5度の2ケタ勝利を挙げ、通算77勝をマーク。オールスター・ゲームに2度選ばれているほか、ゴールドグラブ賞も1度だけ受賞した経験がある。

先発補強を目指している今オフのヤンキースだが、山本の争奪戦に敗れ、今永昇太の争奪戦からは撤退するなど、思うように補強が進んでいない。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーとの交渉も継続しているようだが、両投手とも高額な大型契約を希望しており、交渉は難航中。ディラン・シース(ホワイトソックス)の獲得にも興味を示しているようだが、トレード交渉もあまり進展していないようだ。

そうした状況のなかでストローマン獲得の可能性が浮上。ニューヨーク州出身のストローマンはヤンキース移籍を希望しているとみられ、ヤンキースがストローマン争奪戦において有利な立場にあるのは間違いない。ヘイマン記者によると、レッドソックス、オリオールズ、ジャイアンツ、エンゼルスもストローマン獲得に興味を示しているようだが、ヤンキースは争奪戦を制し、待望の先発補強を実現させることができるだろうか。

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