今永と合意のカブス ヘイダーなど複数の大物FA選手に興味を示す

同地区ライバルのブリュワーズからクレイグ・カウンセル監督を引き抜いたあと、比較的静かなオフシーズンを過ごしていたカブスだが、日本時間1月10日に今永昇太との契約合意が報じられ、ようやく今オフの戦力補強がスタートした。どうやらカブスにとって、今永獲得は大型補強の序章に過ぎず、ジョシュ・ヘイダー、ジョーダン・モンゴメリー、コディ・ベリンジャー、マット・チャップマン、リース・ホスキンスといった大物FA選手たちに興味を示しているようだ。

米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者によると、カブスはモンゴメリー、ベリンジャー、チャップマン、ホスキンスとの交渉を継続しているという。ベリンジャーは今オフのFA市場において「大谷翔平に次ぐ強打者」との評価を受けていたが、2億ドルを超える大型契約を希望しているため、なかなか各チームとの交渉が進展していない。カブスも2億ドル以上の大型契約には応じない見込みだが、ベリンジャー側の希望額が下がれば再契約のチャンスがあるとみられている。

また、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者やMLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者は、カブスがヘイダーの獲得に乗り出す可能性に言及している。ヘイダーはブリュワーズ時代にカウンセル監督のもとでプレーしており、カウンセル監督の存在がカブスにとってヘイダー争奪戦におけるアドバンテージになるとの見方があるのだ。

問題は、ヘイダーがベリンジャー同様に大型契約を希望していること。トレバー・ホフマン賞(ナ・リーグ最優秀救援投手)を3度受賞しているヘイダーは、昨オフにエドウィン・ディアスがメッツと再契約した際に結んだ5年1億200万ドルを超える救援投手史上最高額の契約を目指しているとみられる。フェインサンド記者によると、カブスはこの希望額に応じるつもりはないようだ。

昨季惜しくもポストシーズン進出を逃したカブス。今永の獲得に成功したとはいえ、打線も投手陣もまだ穴が多い。ジェッド・ホイヤー編成本部長がここからどんな補強を展開していくのか注目したい。

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