コールドプレイ、「Yellow」MVのYouTube再生数が10億回突破

コールドプレイによる「Yellow」のミュージック・ビデオのYouTube再生数が10億回を超えたことが明らかになった。

2000年の大ヒット曲は、バンドが2016年に【スーパーボウル】のハーフタイム・ショーに出演した際にオープニングを彩った。10億再生を突破しているバンドのMVには、「Paradise」「Adventure of a Lifetime」「The Scientist」やビヨンセをフィーチャーした「Hymn for the Weekend」などがある。

コールドプレイのMVは壮大な世界観のものが多いが、「Yellow」はミニマルな作風だ。ワンカットで撮影されている今作は、CGIや複数のセットで構成された後のMVとは明らかに異なっている。

「Yellow」は、【グラミー賞】受賞バンドの記念すべきデビュー・スタジオ・アルバム『パラシューツ』(2002年の同賞で<最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム>を受賞)からのアメリカでのリード・シングルとなった。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”では48位まで上昇し、アルバムは最高51位を記録した。

バンドはこれまでに24曲をHot 100送り込んでおり、そのうち2008年の「Viva La Vida」と2021年の「My Universe」(BTSとのコラボ)の2曲で1位に輝いた。『美しき生命』(2008年、2週)、『X&Y』(2005年、3週)、『ゴースト・ストーリーズ』(2014年、2週)の4枚のアルバムが首位に立った米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”では計14作がチャートインしている。

今回の10億再生突破に加え、YouTubeのU.S. Top Songs on Shortsチャートでは「Viva La Vida」(3位)と「Clocks」(37位)の2曲が、トップ40に入りした。

昨年、コールドプレイは【ミュージック・オブ・ザ・スフィアズ・ワールド・ツアー】を続け、同年の【ビルボード・ミュージック・アワード】で<ロック・ツアー・アーティスト>に輝いた。米ビルボード・ボックスコアによると、このツアーは2023年最大のロック・ツアーとなり、全ジャンルにおいては興行収入2位となった。2022年のキックオフ以来、6億6450万ドル(約960億円)を稼ぎ出し、670万枚のチケットを売り上げた。バンドの最新ツアーは、Billboard 200にて4位にチャートインし、【グラミー賞】で<年間最優秀アルバム>にノミネートされた2021年の『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』を引っさげたものだ。

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