ゴルゴ松本さん さくら市の少年院で「命の授業」

 1月10日、全国各地の少年院で講演活動を続けているお笑い芸人のゴルゴ松本さんが、さくら市の少年院を訪れ、人への感謝の大切さなどを呼びかけました。

 ゴルゴ松本さんが訪れたのは、さくら市にある喜連川少年院です。ゴルゴ松本さんは法務省の矯正支援官に任命されていて、全国の少年院などで講演をして犯罪を犯した少年の更生を支援しています。喜連川少年院を訪問するのはこれが2度目で、36人の少年を前にホワイトボードに漢字を書きながら人生で大切な心の持ち方を熱っぽく説きました。

 その中でゴルゴ松本さんは、芸人として売れるまで10年かかったという話しを例に「言葉や心が命を運ぶ。難を乗り越えるために「有難う」という言葉があり、これ言えることをくせにしてほしい」と呼びかけました。

 将来は芸人になりたいという少年に対しては「とにかくチャレンジ。やってみないと分からない。ネタ作りをしておきな」とアドバイスも欠かしませんでした。また、少年と一緒に持ちネタの「祝う」という漢字を体を使って表現して笑いを誘う場面もありました。

 1時間半の授業はあっという間に過ぎ、代表の少年が「後ろを見ず前に進んでいきたい」と感謝の言葉と折り紙で折った命の漢字を贈ると、最後はあのネタで締めました。

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