“110番の日” 長崎出身のタレント・森あゆさん 県警本部で一日通信指令官 「通報は適切に」

模擬110番を受けた後、無線で指令する業務を体験する森さん=県警本部

 「110番の日」の10日、長崎県内各地で啓発イベントがあり、110番の適切な通報や相談専用電話「♯9110」の利用促進を呼びかけた。

 長崎市の県警本部では、本県出身のタレント、森あゆさん(25)が「一日通信指令官」に就任。杉本正彦地域部長から委嘱状が手渡された。
 森さんは、通信指令室で同市内での軽傷ひき逃げ事件の発生を想定した模擬110番を受け、管轄の警察署に指令する業務を体験した。
 県警によると、昨年の110番総受理件数は9万7206件(前年比1万8110件増)。このうち、いたずら電話が約4千件あるとして、森さんは「110番通報は県民の命を守る大事な緊急ダイヤルです。適切な利用をお願いします」と呼びかけた。

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