阪急うめだで「金沢・加賀・能登展」、売上げ3%を石川県に寄付

「阪急うめだ本店」(大阪市北区)で39回目となる催事『金沢・加賀・能登展』、1月11日からスタート。朝10時のオープンから、多くの人が駆けつけた。

『金沢・加賀・能登展』の様子

「毎年1月に開催している催事なのですが、今年は1日に起こった能登半島での震災により、開催するかどうか検討を重ねたのですが、みなさまの無事を確認できたこと、また、ほとんどの方が『出店したい』とのご意向だったので、開催に踏み切りました」と同百貨店の担当者。

今回出店したのは、当初の予定から7店減の約70店。「九谷焼」をはじめとする伝統工芸品、繊細な和菓子や海産物などの逸品が一同に集結。その場で商品を仕上げる実演販売もおこなわれ、現地さながら作りたての寿司、上生菓子、ふくさやきんつばの購入ができる。

また、新進気鋭のショコラティエによるチョコレート、ベストパティシエを受賞したパティシエ・平瀬祥子さんによるサブレ缶やデセール、りんご飴などの洋菓子も登場し、今の石川県を存分に堪能できる充実の内容となっている。

■ SNSで応援の声、募金箱も8箇所に設置

担当者は、「毎年楽しみに来てくださっている方も多い催事で、また今年はSNSでも応援の声を多く頂戴しております。微力ではありますが、開催することで何か支援できるのではと思っており、今回は売上げの3%を石川県に寄付いたします。ぜひ関西のみなさんに買い物を楽しんでいただき、また現地から来てくださった方々とお話もたくさんしてもらえたらと思います」と話す。

同イベントは「阪急うめだ本店」9階催場にて、1月17日まで開催。時間は朝10時~夜8時、最終日は夕方5時まで。また、館内各所には「令和6年能登半島地震支援金募金」の募金箱が8箇所に設置され、集まった募金はエイチ・ツー・オー リテイリンググループの社会貢献団体である一般財団法人H2Oサンタを通じて、被災者支援に使用される。

取材・文・写真/野村真帆

© 株式会社京阪神エルマガジン社