“プラチナ世代”鮫島晃太が現役引退…所属する九州リーグのヴェロスクロノス都農が発表「沢山の応援ありがとうございました」

[写真:©超ワールドサッカー]

九州サッカーリーグのヴェロスクロノス都農は10日、MF鮫島晃太(31)の現役引退を発表した。

鮫島は鹿児島県出身で、鹿児島城西高校時代の第87回全国高校サッカー選手権大会では、2学年上のFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)らとともに準優勝を経験。自身は“プラチナ世代”の1人としてU-17日本代表に名を連ねた。

ただ、高卒ルーキーとして2011シーズンに入団したサンフレッチェ広島には定着できず、ガイナーレ鳥取、AC長野パルセイロへ期限付き移籍した末、Jリーグ合同トライアウトを経由し、2016シーズンから当時J3リーグの藤枝MYFCへ。藤枝で6年間プレーした。

2022シーズンにはJFL昇格を目指す九州リーグの都農へ。同年はリーグ戦3位ながらも全国社会人サッカー選手権大会の成績から全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL)の出場権を確保したが1次ラウンド敗退。2023シーズンは九州王者として地域CL出場も、今度は1次ラウンド3戦全敗…JFL初昇格は夢と散った。

都農の主力としてリーグ優勝、地域CL出場に貢献した鮫島だが、31歳で現役生活に終止符を打つ決断…都農の公式サイトを通じ、関係者やサポーターらへ感謝を綴っている。

「今シーズン(2023シーズン)をもちまして、引退する決断をしました」

「プロに入ってから13年沢山の応援ありがとうございました。桜山サッカー少年団、鹿児島育英館中学校、鹿児島城西高校の指導者の皆様、すべての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました」

「そして、サンフレッチェ広島、ガイナーレ鳥取、長野パルセイロ、藤枝MYFC、ヴェロスクロノス都農で関わってくださったチームメイト、監督、スタッフ、ファン、サポーターの皆様、すべての方々に感謝いたします。本当にありがとうございました」

「サッカーを通じて沢山の事を学び、成長してきました。その中でキツいときや辛い時に常に支えてくれた家族、どこまでも応援に駆けつけてくれた両親には本当に感謝しています。ありがとう!」

「新たな場所ではこれまで培った経験を活かしたくさん学び、チャレンジしていきたいと思います。これからも鮫島晃太をよろしくお願いします」

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