ホテル・ソボク 道の駅あらいに開業 4月28日 全室にサウナ、BBQ

「HOTEL SOBOKU」の完成予定図(提供写真)

妙高市長森の「道の駅あらい」東エリア隣接地に4月28日、全客室にプライベートサウナやバーベキュー(BBQ)のできるテラスを備え、広域観光や長期滞在などに対応する宿泊施設「HOTEL SOBOKU(ホテル・ソボク)」がオープンする。名称に「素朴な幸せ」の願いが込められた。

同ホテルは広告代理店のアド・クリーク(本社・糸魚川市横町4、歌川多喜司社長)が建設、運営する。木造で床面積は57・43平方メートル。ヴィラタイプの客室を計9棟設置する。内訳は2ベッドルーム(定員1~5人)6室と4ベッドルーム(同)3室。4室は室内から妙高山を望むロケーション。宿泊料金は1人1万5000円(素泊まり)から。

一番の特長は完全個室型のプライベートサウナ。フィンランド式サウナは電気式を採用しており、宿泊中に時間制限なく使用できる。ロウリュウ(サウナストーンにアロマ水をかけた時に発する蒸気)の体験もできる。テラスではバーベキューができる。妙高産コシヒカリなど地元食材にこだわる。持ち込みも可能。

同社によると、開業まで3年かけて準備。コロナ禍の中で生まれたコンセプトを具現化した。従来のロードサイド型ホテルとは異なり、家族、仲間など大切な人とプライベートな空間でおいしいものを食べ、リラックスする時間、人間本来の「素朴な幸せ」、かけがえのない価値を提供する。

道の駅あらいは防災道の駅に指定されており、同ホテルは災害時の地域住民、避難者受け入れ等に対応する。

同社の歌川創志・企画開発室長は「地域密着の企業として、地元の皆さんにも親しまれるホテルに。お客さまに『素朴な幸せ』の時間を過ごしていただきたい」と抱負。「震災から始まった2024年だが、少しでも多くの皆さんが笑顔になれるように」と願った。

◇開業に向けCF 先行予約が可能

開業に向け同社は13日から3月31日までクラウドファンディング(CF)を実施する。最大1万円お得となる早割チケットを入手できる。一般予約開始前に予約サイトを利用でき、先行予約が可能。問い合わせはホテル開業準備室(上越市木田1、電070・4329・9271)へ。

「道の駅あらい」東エリアの建設地

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