続く2次避難、地震関連死を警戒 死者213人、安否不明37人

 能登半島地震で被災し、水道などのライフライン途絶状態が続く石川県では11日、避難所の滞在環境が厳しく、県内外の宿泊施設などへの2次避難が続いた。被害が深刻な珠洲市では被災者約10人が2次避難先に向かった。県が発表した死者は午後2時時点で213人、安否不明者は37人。

 2次避難の前段階として被災地の避難所を離れる動きも進み、珠洲市から約30人が金沢市のスポーツ施設に移動した。県は体調悪化による災害関連死の増加を警戒しており、被災者の意向を尊重しつつ2次避難を促す。

 自治体別の死者数は珠洲市98人、輪島市83人、穴水町20人、七尾市5人、能登町4人、志賀町2人、羽咋市1人。

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