久保建英所属のソシエダが日本でアカデミー開講、さらにジャパンツアーも予定…ヤスダグループとパートナーシップ契約締結発表会を開催

来日したソシエダのヨキン会長(左)、SDのロベルト氏(右)[写真:©超ワールドサッカー]

11日、東京都内で『YASUDA group(ヤスダグループ)×レアル・ソシエダがパートナーシップ契約的結発表会』た行われた。

日本代表MF久保建英が所属するソシエダ。ラ・リーガを戦うクラブとヤスダグループは2023年10月19日にパートナー契約を締結していた。

発表からおよそ3カ月が経過した中、都内での発表会には、ソシエダのヨキン・アペリバイ会長とスポーツディレクター(SD)のロベルト・オラべ氏が登場。また、ヤスダグループの安田慶祐 代表取締役、酒本勝太アカデミーディレクター、岡部将和 最高ウェルビーイング責任者、谷川烈 最高マーケティング責任者、片山堅仁 最高執行責任者が登壇して行われた。

今回のパートナーシップ契約について安田氏は「まずこの日本の中で夢を持つ少年少女というサッカーを愛する子たちがいます。その子供たちに何か1つでも多く届けられるといいという風に思い、私たちのこの夢という冒険が始まりました」とキッカケを語った。

その中で会長と出会ったとのこと。育成に特色を持つソシエダというクラブと出会い、そのメソッドを生かすことで、夢を諦めなければならない子供たちをサポートしたい考えがあるとし、「教育とこのスポーツ、もしくはサッカーというものをかけていく社会を作り上げれば、しっかりとした教育として、スポーツを浸透させていくことができるのではないかという風に思っている」と仕組みを作っていくことが大事だとした。

その一環として、日本にソシエダ・アカデミーを開講することも発表された。クラブとして育成を大事にしているソシエダのメソッドと日本の子供たちへ伝えるというプランがあるアカデミー。ヨキン会長は、日本でアカデミーを開けることを喜んだ。

「レアル・ソシエダという組織の力を使い、サッカーを学びに来る子供たちに対しても全力で取り組んでいきたい」と語り、「レアル・ソシエダで長年築き上げたものを使いながら、色々なことに取り組んでいきたいと思う」とコメント。「サッカーはもちろんだが、どういう風に人として成長していくかというところも、ずっと分析をしてきており、全力で取り組んでいきたい」と想いを語った。

またレアル・ソシエダについては「ファミリー」という言葉を使ったヨキン会長。「たくさんの人々をファミリーのようにしていくことが目的だ」と語り、「ヤスダさんと話しているのは家族として家族をもっともっと増やしていこうということ。日本という地で、私たちは家族になった。長年取り組んできたことを、ここ日本で表現、体現していくことで更なる日本の力になると思っている」と、ソシエダのメソッドと日本に伝えていきたいとし、「このプロジェクトが長年続いていくこと、必ず成功するプロジェクトだと、私は確信している」と、取り組みの成功を願った。

さらに、ソシエダのファーストチームが2024年中に来日し、ジャパンツアーを行うことも発表。対戦相手や時期、開催場所などは現在調整しているとのことだが、谷川氏は「ラ・レアルのトップチームの魅力、強さを日本で見せたい」と語り、ただの調整として行われる親善試合ではなく、「面白いものを見せたい」と語った。

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