使用済み天ぷら油など最大400リットルが海に流出【愛媛】

11日午前、愛媛県松山市内の海に油が浮いているのが見つかり、海上保安部などが回収作業に当たっています。
流出したのは毒性のない植物油とみられ、現時点で漁業被害などは確認されていないということです。


油が浮いているのが見つかったのは、松山市北吉田町の港で、11日午前11時ごろ、岸壁に隣接する、燃料精製などを行う「ダイキアクシス・サステイナブル・パワー」の工場の職員から「配管の繋ぎ目から漏れ出した植物油が海に流出した」といった内容の通報が、消防にありました。

現場で対応に当たった海上保安部などによりますと、漏れ出したのは工場内で保管されていた使用済みの天ぷら油など植物油ということで、最大でおよそ400リットルが、海に流出したとみられています。

現場の海域には、オイルフェンスや吸着マットが引かれていて、夕方には、バキュームカーによる油の回収作業も行われる予定ということです。
この油に毒性や引火性はないということで、現時点で漁業被害なども確認されていません。

油の流出を受け、ダイキアクシス・サステイナブル・パワーの担当者は「再発防止に努める」とコメントしています。

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