能登地震被災地へ医療従事者派遣 岡山県、DMAT登録の35人

岡山県庁

 石川県能登地方を震源とする能登半島地震で、岡山県は11日、県の災害派遣医療チーム(DMAT)に登録している医療従事者計35人を現地に派遣すると発表した。12日から石川県珠洲市や輪島市で被災者の支援に当たる。

 派遣されるのは岡山済生会総合病院、岡山市立市民病院、川崎医科大総合医療センター、国立病院機構岡山医療センター(以上岡山市)川崎医科大付属病院、倉敷中央病院(以上倉敷市)津山中央病院(津山市)の医師や看護師らで、いずれも厚生労働省から派遣要請があった。

 このうち33人は所属病院ごとのチームで活動。公立能登総合病院(石川県七尾市)に集合後、12~17日に被災した病院の支援などを担う。残る2人は単独で被災地に入り、25日にかけて現地対策本部の運営や情報収集をサポートする。

 岡山県内では国や県の専門的な研修を受けた医療従事者約290人がDMATに登録している。

© 株式会社山陽新聞社