被災地では「野菜の茹で汁で体を洗うことも」 飲み水だけでなく生活用水の問題も深刻に 日頃からできる備え 能登半島地震

被災地では、飲み水だけでなく生活用水の問題も深刻となっていて、自治体などでは、お風呂の残り湯を捨てずに貯めておくことをすすめています。

これは、トイレの他に火災が発生した際の消火などにも使えるということです。

ただ、いくつか注意もあります。
次にお湯を入れるまでの間、水を張って長時間置いておくということなので、子どが溺れる危険性もあるため、浴室の鍵を閉めるなどの対策を取りましょう。

さらに、停電や破損して下水が使用できないなど下水施設の使用制限中には、トイレに水を流さないようにしてください。逆流してしまうことも考えられるということです。

一方で、今も現地で活動している災害ボランティア 愛 知 人の赤池博美代表によりますと、現地では「野菜の茹で汁を体を洗うために使う」こともあったそうなんです。

手などが洗えないと感染症予防にも支障がでる恐れがあります。

また、トイレが使えない・使いにくいことで、トイレの回数を減らすため水や食事を控える方も多いそうですが、そうなると別の健康問題の心配が出てきます。

自治体などでできる対策ももちろんですが、個人でもできる限りのことを。

日頃から対策を考えておくことが大切といえそうです。

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